大中尾棚田

長崎に滞在したある日、外海の山奥、大中尾棚田を訊ねた。ここはKZさん宅。棚田を眺める庭先で手作りの梅干しをサカナにお茶をいただく。KZさんはお百姓さんなのに、いつ会っても色白でシミひとつないもちもち&つるつる肌。おかしい・・紫外線はお肌の大敵ではないのか?と、彼女に会う度に考えちゃう。
私が訊ねたこの日は、ちょうど刈入れの頃だった。一部は刈入れが終わり天日干しになっている。黄色がかった稲穂と、まだ濃い緑色の草と、真っ赤な彼岸花の色、ほんとにきれい。
その景色の中を雀の大群が飛び回っている。みんなでいっせいに「ピチピチピチピチ・・」と声を出しながらこっちの田んぼへ。そしてまたいっせいに、今度はあっちの田んぼへと。見るからに楽しそうで、きっと美味しいんだろうなぁなんて、私はニコニコして眺めてしまう。でも、お百姓さんのKZさんは心の底から憎らしいらしく、そこらにある椅子やたらいを打ち鳴らして追い払っている。カァーン!!と音がなると雀たちが「ピチピチピチピチ・・」と飛び立つものの、すぐに別の田んぼへ舞い降りる。またカァーン!!と鳴らすと別の田んぼへ。どうも、効果がないように思われる。ふふ。
この時期の田んぼはいい匂いがする。穀物っぽい、ふんわりした、いい匂い。外海に帰ってくると、その季節それぞれのいい匂いがする。なんとも幸せなひと時。

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