ディベート

アメリカでは大統領選がいよいよ佳境だそうで、候補者のTV討論会などの話題が入ってくる。
内容はともかく。今さらながら、この形式がいかにもアメリカ的だなぁと。なんで彼らはあんなに討論が好きなのか?。先日、読んだある人の指摘では、日本人は協力することは得意だけれど、意見を出し合って、いわゆるコラボレートすることは苦手だとあった。そうかもしれない。お互いに意見を言いあって方向を決めて行くってのはどうも上手くかない。そもそも自分の意見を相手にぶつけるのが苦手だし、それに対して自分の意見を言うのが、また苦手。出る杭は打たれるから、みんな出ないようにしている。これが今の日本の会社の閉塞感に繋がってると思う。得点主義でなく、減点主義だから、余計なことは言わない方が、得だってのもある。これはこうすべきだ!と強く言うと、相手は文句を言われたように不満げに黙ってしまう。文句を言ってるつもりはないのに、ただ、自分の意見を言うことで、相手の意見を引き出そうと思ってるだけなのに、なんだか気まずい雰囲気になってしまう。ってのは、私のことなんだけど。
そう思う私も、アメリカ人の議論好きには納得がいかない。彼らは「相手を言い負かしてやる」って態度でやってくる。なんだか本質がずれている。「文句があるなら言い返してみろ、返答に詰まるまで追い込んでやる」って様子で、うんざりする。難しいことを語っていてもこれは子供の喧嘩と同じ。くだらない。でも、アメリカでは議論に勝った人の意見が通り、物事が進行して行くようである。このディベート能力は本当に物事を考えているとか、解っているとか、正しいことを言っているってのとは別だと思う。
以前、会社の新人採用の面接で面接官をされていた大先輩が「最近は立て板に水みたいなヤツばっかり採用される。だまーって黙々と仕事をするヤツは採用されへんねや。僕はちょっと違うと思うけどなー」とおっしゃられてたのを思い出した。会話が上手なのと、最近流行の「コミュニケーション能力が高い」のともまた違うと思う。最近は、さも、なんでも解っているようにスラスラしゃべるのが上手い人が多い。それよりは言葉少なに、グッとくる一言で決める人の方がずっと説得力もあるし、魅力的だ。
なんだか、話が広がりすぎた。

 

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