ムダにでかい

IMG_9300IMG_9306写真は中国国家博物館。私がここを好きなのは、美術館であること意外に、この無駄な大きさだと思う。これを見る度、中国語の「だあちぃ(大気)」とは、こんなことなんだろうなぁと感じる。だあちぃとは?
日本人は「しゃおちぃ(小気)」だ。中国人は日本人を悪く言うとき「小日本人」という。見る度「うん、そうだね」と思う。というのは、きっと、日本人にとっては小さいことはそんなに悪い意味じゃなくない?。「小日本人」を日本人の友人に話す時には例えば「日本人のバカって貼紙がある」なんて意訳したりするんだけど(実際あってるかどうかわからない)「小さい日本人!」って台詞は日本語に直訳すると悪口に聞こえない、と思う。日本語でも「小さいヤツ!」って悪口があるけど、中国人の言う「小日本人」とは感触が違う気がする。
こないだ外国人が書いた文章の中に「日本人は限られた空間に物を詰め込むのが得意だ」という話があった。それは身近ではスーパーのレジでの話。「カゴ一杯の食料品が日本人の店員の手にかかると小さな袋にきっちり収まる。あれは奇跡だ!」。そんなこと考えたこともなかったので、ほーなるほど、と。確かに、中国でもスーパーで店員が袋に入れてくれるとぐちゃぐちゃにされるから、私はイヤで、いつも「自分でやるからいい」と断る。その日本人のきっちり小さいとこに納めるのが好き、は、小さいのが好き、に通じてるのかも。でも、そのおかげで日本のもの作り技術は発展したのかも。
もうちょっと文化的な話をするなら茶室の話。究極のミニマリズム。できるだけ小さい空間で遥かな広がりを感じるという世界観。これなんか、全く、中国人から見るときっと「なに?このケチくさい部屋?」って感じだろう。それを欧米人は「なるほど、ここに世界がある」などと、感心してみせて、文化人のフリをする。「文化人のフリをしない」のも中国人の特色だ。
だからこの博物館はいつも騒々しい。彼らは年齢に関係なく、全員がまるで小学校の団体客みたいだ。

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