人生100年 前編

IMG_0651ちょうど一年前、母方の祖母が亡くなった。99歳。先日も母とその話になる。
母は祖母の4人目の子供。母がお腹にいる時に夫が戦死。だから私の母は父親に会ったことがない。その後、祖母は野菜を売る商売で稼ぎ、4人の子供を育てた。子供たちが巣立ってからはずっと一人暮らし。私が知っている祖母は、毎朝4時半に起きて電車に乗って仕入れに出かける。帰ってきて市場の一角を占拠したいつもの場所に簡単な店を開き、一日店番をする。夕方になると店を畳んで閉店。歩いて2分の自宅に帰って金勘定をする。それが終わるとビールの小瓶を傍らに夕食。それを80歳まで続けた。当時は、子供の頃からずっとその様子を見ていたからなんの不思議も感じなかった。でも今考えるとすごい。80歳で一人で商売をして自立していたなんて。あとで聞くと商売がうまかったらしい。料亭などのお得意さんでほとんどの収益を上げていたそうで。だから、店番があんなにつっけんどんだったのか、と思い当たる。祖母の店の野菜は品数が限られているし、値段も高かった。それでも売れる商売をしていたのだ。
商売を辞めて暇ができたら、今度は孫の子供(ひ孫)の世話をするために孫と同居を始めた。共働きで夫が単身赴任になってしまったため、祖母に助けを求めたみたい。そこで毎日、家事や孫の世話をした。当時、祖母はよく「子育ていうもんを初めてしてるわ〜」と言ってたらしい。ひ孫の世代になってようやく子育てとは。80歳まではただ働いて、そこから子育てでも・・って。

祖母の店の竹の子はとびきり美味しかったなー。

つづく。

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