掃除機ロボット『ルンバ』と中国人

写真 2ちょっと変な話をする。
掃除機ロボットとして大ヒットしてる『ルンバ』ってもんがあるよね。あれ、日本でどう言われているか知らないんだけども、家電メーカーと長くお付き合いしてきた私から見るときっと「あんなんでよければウチでも作れた」と日本の家電メーカーならみんな思ってんじゃないかなぁと。この台詞は何度かメーカーの技術者から聞いたことがある。他社の製品を見て「あれでよければウチなんかとっくに発売できてる。あれじゃダメだからこっちは苦労しているんだ!!」と。それらは素人目には解らない事が多い。つまり、目指す完成度が高過ぎると思う。
よく知らなんだけど『ルンバ』はきっとかなり単純な思想でできている。ぶつかったら引き返すという単純な動きで、でも、時間をかければそのうち、全部に行き渡る。それに吸引力も万全じゃないらしい。でも、何度か往復すればきれいになるし、掃除機かけないよりは断然きれいってことなんだと思う。最近、発売されたダイソンのものは予めカメラで部屋を確認して・・とかなんとかの付加機能がついている。もちろんその分、値段が高い。
どっちがいいんだろう?ってこと。
中国人の行動は日本人から見るとあまりに行き当たりばったりで、とてもついていけない。出張の連絡が前日の夜遅くにやってくるなんて日常茶飯事。目の前に来るまで誰も何も心配しない。日本人がヤキモキと事前に心配事を投げかけたところで、全く無駄だ。答えが返ってくる場合もあるけれど、所詮彼らはそのことをまだ考えていなくて、今訊かれたから返事をしているに過ぎない。その時に例えば「うん、出張は明日はない」と応えても2時間後に「明日来てくれ」と平気で言う。だから事前の確認は全く意味をなさない。彼らは「ちょっと歩いといて」と言われたら平気で歩き出せる人たちだ。日本人なら「どっち向いて歩くんですか?」「いつまで歩くんですか?」と訊かずにはいられない。そんなことを、考えもせず、心配もせず歩き出せる中国人は日本人から見るとアホに見える。けれども、一方、いつまでも歩き出さずに、うーむと悩んでいる日本人を中国人はアホだと思っている。日本人としては「そりゃ、あんたみたいに何も考えなくていいんならいいよねっ!!」と腹の内が煮えくり返っている。でも、結果的には中国人の方が早く進む場合がある。彼らは、何もかも経験がないので壁にぶち当たるまで想像ができない。日本人は「あーこれじゃあ早晩壁にぶち当たる・・」と打開策を予め練る。でも、いつまで練ってるの?と、私だって中国にいると、日本人を見ていて、そう思わなくもない。「日本人は失敗を恐れて前へ進めない」とか「最初から高い完成度を求め過ぎる」とは中国にいると嫌でも思い知る事。「あの人、仕事遅いわね」と日本人は度々中国人にそう思われる。「そりゃ、こっちはあんたの100倍くらい考えてんだ!!」と言いたい気持ちもあり、でも、この中で戦わなくてはいけないことも解っている。100倍考えるから価値がある、はず。と。そう信じて毎日戦っている。

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