デジタルデータのしつこさ

IMG_4345以前に「デジタルデータのはかなさ」というタイトルで記事を書いた。その続きで、こんどは「しつこさ」について書こうと思っていたのに、ほぼ忘れていた。
デジタルデータというのは「劣化しない」し、なおかつ「いくらでもコピーできる」のが利点だけれども、前書いたみたいに、アプリがないと開かないわ、OSのバージョンアップの度にヒヤヒヤするわ、保存したメディアが消えてなくなるわ・・で全く信用できない。実際は紙と鉛筆以上にはかないもんだ。
さて、しかし。一方では一度、流出してしまうと際限なく広がって、回収も、完全に消し去る事もできない。やっかいだ。先日もセレブがCloud上(だっけ?)にアップしたプレイベート写真が流出して話題になった。以前、同じような話で、香港スターのPCからプライベートセックス動画が流出して、そこに有名な女優さんたちなどがいて、話題になったことがあったっけ。友人が話すには、PCを修理に出した時にそこから漏れ出たらしい。彼曰く「消したはずのモノがテクニシャンによって暴かれたのか?そうじゃなくて、ただ普通に保存してたのが盗み見られてたんだったら、悲しい事だ」。うん、ほんとに。iPhoneで撮影した写真なんかも(全てじゃないかもしれないが)テクニシャンにかかると、消し去った写真まで復元できるらしい。これは痴漢の現行犯逮捕に関わった知人の話。痴漢が消し去った写真も、すぐに復活されたそうな。そうなると、もはや、一度デジタルで保存したデータは、どこから、どんな方法で誰の手に渡るかもしれないということだ。と、私は思ってる。例のスノーデンの告白の中にも、組織内のスタッフが他人のプライベートのヌード写真などを見て楽しんでるのを何度も目撃した事がある、と、ある。私のPCの画面の上にカメラが付いている。このカメラを誰も覗き見ていない、とは、誰にも言えない。これもさるIT業界の人を尋ねたインタビュー記事の中で、彼が自身のPCのカメラをガムテープで隠していて「え?なんでみんな隠さないの?こんなもの誰が見てるかわかんないのに」と応えていた。それがもしや「ものすごい」(どうものすごいか?は想像してもらうとして)だったとしたら、間違いなく保存され、転送されるだろう。そして、それは絶対に回収が不可能。まさにデジタルデータのしつこさだと思う。
今思えば、子供の頃に見たスパイ映画の「マイクロフィルム」って可愛かったよなー。単純に小さいだけ。それをスパイが歯の中に埋め込んでたりする。その実物感が、今の感覚からすると、なんか「すごい」。
少し前、ファイルに一定期間を過ぎると自動的に壊れるコマンドを埋め込む技術ってのを、ニュースで見た、ような気がする。その他にはPCのデスクトップ上に「遺書」というタイトルのフォルダを置いておいて、開こうとすると、たちまち、PC内のデータが全て消去されるって話とか。ほーこれ欲しい、だれか開発してくれないのか?と思った。そんなに見られて困る何があるのか?と尋ねられると「・・・」な感じなんだけども、PCの中と言うのは、多分誰にとってもかなりプライベートな空間。遺族にも見られたくないものがみんなあるはずだ。今後、こんな方面の工夫がどんどん進むに違いない。同時に「はかなくなくなるため」の技術も。どんどん進歩するはずだ。と、私は願っている。

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