素敵なおじさま亡くなる

IMG_0004高倉健さんに続き菅原文太さんまで亡くなってしまった。悲しい。
高倉健さんが亡くなられた時、「あー時代が終わったんだなぁ」と思った。私は正直なところファンではなかったけれど。私には・・・なんて言い方はおこがましいが、色気がなさすぎる。いつもぶれなく静かな男らしい男の方なんだと思う。それとは違って菅原文太さんは、私の子供時代からの憧れのおじさま。映像で見てるだけで「えへ♡」とメロメロになってしまう。これもおこがましい話なのはわかっちゃいるけど、もし間近で対面しても一言も話せなかっただろう。目も合わせられない。きっと。小さい子供の頃「トラック野郎」を家族で映画館で見たのを覚えてる。大人になってから考えてみると、子供が見る映画ではないのは明らか。つまりそれはウチの両親のせいだけども。その後も、密かに大好きだった。「密かに」なのは、文太さんのキャラクターはいちお優等生だった少女(つまり私)が恋するキャラでない。大河ドラマ「獅子の時代」もかっこよかったなぁ。去年、初めて「仁義なき戦い」を見た。もちろん、めちゃくちゃかっこよかった。最後の葬式のシーンは何十回も見た。最後の決め台詞「弾はまだ残っとるがよ」の後のこのエンド。ひやぁ〜っとひとり叫んでしまった。かっこ良すぎて。
でも、この映画を見て、私がもっとメロメロになったのは松方弘樹さんだ。文太さんはかっこ良過ぎる。背が高くてスタイルがよく、声もいいし、もちろん美男。映画の中でも、何にも動じず、殺すんなら殺せってな男前の性格が男性にウケるんだと思う。文句なくかっこいい。それに引き換え松方さん演じる坂井の鉄ちゃんは、めちゃかっこ付けてて短気で強気なくせに、いざとなると畳の上を這いつくばって、声も引きつりながら命乞いをしたりする。このギャップが魅力。見た目にもふとした時にあどけなさが覗く。この一種のスキを見たくてどんどん引込まれていく魅力。だから女にモテるのは松方さんの方なんだろう。でも少女時代には、この魅力は解るまい・・・。今回続いた悲報に松方さんのコメントをあちこちで見かける。同じ仲間なんだと思い知る。「不器用な男」と呼ばれた健さんは実は不器用でないと私は思う。時代に応じた役を演じて永遠のスタアとして君臨していたのだから。この中で一番の「不器用な男」は松方さんだろう。大ファンの私としては、お願いだからもう一度「かっこいい役」を決めてほしい。
文太さんは男が惚れる男のナンバーワン。でも、それって一昔前なのかな。
私の恋する素敵なおじさまたちは、もう亡くなるような年齢になられているのか・・・と思い知ったできごと。

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